社内には情報が山ほどある。ドキュメント、メール、Slack、Wiki、プロジェクト管理ツール。だけど、それを「活用できる状態」にするのは別問題だ。膨大な情報の中から欲しいものを探すのに時間がかかるし、新しく入ったメンバーはどこに何があるのか分からない。この問題を何とかしたくて、RAGの仕組みを整えられるツールを探してたときにOnyxを見つけた。
セットアップは思ったより簡単だった。Dockerで立ち上げて、データソースの設定をするだけで動き始める。Slack、Confluence、Notion、ローカルの PDF。接続できるソースが豊富で、自分たちが使ってるツールをそのまま繋げられた。設定画面もわかりやすくて、エンジニアじゃないメンバーでも触れそうなレベルだ。初期ロードが終わるまで少し時間がかかるけど、その後は割とスムーズに情報が索引される。
ここが本当に良かったのは、質問に対する回答の質。単なるキーワード検索じゃなくて、複数のドキュメントから関連情報を集めて、文脈を理解した上で答えを組み立ててくれる。「プロジェクトXのアーキテクチャってどうなってるの」という漠然とした質問でも、関連するドキュメント、Slackのスレッド、設計書をつなげて説明してくれる。これまでは手作業で複数のソースを行き来して、情報をまとめてた。その作業がなくなった。
ただ、大量データの初期インデックスは結構リソースを使う。自社の Slack 数年分を一気に入れたときは、インデックス完了まで数時間かかった。あと、セキュリティ設定はしっかり自分たちで調整する必要がある。組織のデータを扱うので、アクセス権限の設定は妥協しちゃいけない。
これまで、新人が「これ誰に聞いたらいい」「どのドキュメント見ればいい」という状態が減った。組織全体のナレッジが、質問で引き出せる形になった。情報共有で困ってるチーム、ナレッジの散在に頭を抱えてるなら、一度試してみる価値ある。